ウォーターデザイン研究会・久保田昌治のブログ

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ミネラルウォーターについて(6)現在ミネラルウォーターに求められているもの

現在ミネラルウォーターに求められているもの それは言うまでもなく安全性である。我々はミネラルウォーターは安全であると頭から信じている面がある。しかしはたして

そうだろうか? 特に新しいミネラルウォーター分類での殺菌・除菌なしのものが気になる。

ミネラルウォーターについて(5)

それにしても水道水のpH基準の5.8~8.6は細か過ぎると思う。この範囲を超えるとそく人体に悪影響が出てくるような印象を与える。しかしそんなことは先ずないと推測される。このことから水道水のpH基準は健康上の視点から出てきているとは考えにくい。

一説によると水道水のpH基準は北は北海道から南は九州(沖縄?)までの各浄水場からpHデータを出してもらいpH5.8~8.6ならほとんどの浄水場が入るということで決めたものだという。そうでないとこのような小数点以下の数値は先ず出て来ないと思う。

 

ミネラルウォーターについて(4)

 このように水道水ではpHは5.8~8.6と明確な基準があるが水道水以外のいわゆる飲用水では明確なpHの基準や規制がない。水道水の水質基準は大量にかつ長期にわたって飲用しても健康上問題が生じないという前提で決められていると考えられる。余談になるが水道水の水質基準がベースになり水質環境基準や工場などの排水基準が決められている。

 

 

ミネラルウォーターについて(3)

水道水のpHは5.8~8.6と規制されている。この範囲でないと水道水として供給してはならないことになっている。これに対しミネラルウォーターではpH の規制がない。したがってどんなpH値のミネラルウォーターを発売しても構わないのである。

一方有名なアルカリイオン水ではpHは10以内に設定されている。これはpHが10を超えたものを長期に飲用した場合に血液に変化が生じる場合があるからということからである。

ミネラルウォーターについて(2)

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ミネラルウォーター類の水質基準は殺菌・除菌無で14項目。有で39項目、これに対し水道水の水質基準は51項目でありミネラルウォーター類に比べはるかに多く厳しい。

同じ飲む水でありながらどうしてこんなに水質基準が違うのか厚労省に問うて見たことがあった。その回答は対象とする法律が異なるから問題ないとのことだった。 

ミネラルウォーターについて

我が国でミネラルウォーターが売れ始めたのは平成(1989)に入ってからである。それ以前の昭和の終わりに近いころミネラルウォーターを商品化するということで協力を頼まれ協力して商品化したが売れなく発売した企業は止めてしまつた。

当時容器は今のようなペットボトルではなく紙容器だった。ミネラルウォーターが売れ始めたのは平成に入ってからと言っても初期のころはまだちんたらちんたらの状態だった

塩素とオゾンおよび有機塩素化合物と有機オゾン化合物

塩素(Cl2)もオゾン(O3)も共に強い酸化力を持つ物質であり,その強い酸化力で細菌等を酸化分解して殺菌する。しかし両者の生い立ちは全く異なる。塩化物イオン(Cl-)は海水の誕生時に既に存在していたが塩素は20世紀に入り人工的に作り出されたものである。それに対しオゾンは地球上でシアノバクテリアにより酸素が作り出されオゾン層が出来上がる前から地球上に存在していたものである。このように塩素とオゾンの地球上における歴史が全く異なり、地球上では塩素に比べオゾンの歴史は極めて長いのである。

同じ有機化合物でありながら有機塩素化合物は微生物が食べてくれない。これに対し有機オゾン化合物は微生物が喜んで食べてくれる。この違いは何処から来ているのか?

オゾンは天然物であり、かつ地球上における歴史が長い。これに対し塩素は人工物であり、かつ地球上における歴史が短い。このことから今の地球上で有機オゾン化合物を食べて分解してくれる微生物は育っている。これに対し塩素の歴史が浅いため有機塩素化合物を食べて分解してくれる微生物がまだ地球上で育っていないと考えると説明はできる。しかし問題は塩素が造られて100年近くになるが果たして将来有機塩素化合物を分解する微生物が出現するかどうかである。